1月のニューズレター
クリスマス、神様の救いをはっきりと知る機会がありました。それは一人の男性によってでした。彼は礼拝に来て、子どもクリスマスにぜひ出たいと話しました。「ケーキが楽しみなのです」と。しかしこの人を見た時、異様な姿でした。寒い中、半袖だったのです。また言葉もはっきりと言えず、会話するのも難しいと感じました。聞くと、近くの精神科の病院に入院し、そこから来たとのことでした。その後の聖書の学び会では、「自分は孤独です」と言われました。「自分にはだれも親しい人はいない」と。
彼は子どもクリスマス、後ろの方に座って、子どもたちが讃美歌を歌う姿、聖書のお話を聞いている姿を他の大人たちと一緒に嬉しそうに体を揺らしながら見ていました。その次はお楽しみの時間でした。しかし彼が楽しみにしていたケーキは出てきませんでした。代わりに手作りのクッキーが出てきました。彼はそのクッキーをナプキンで丁寧に包み、持って帰って行きました。
次の日、この人はまた教会にやって来ました。ちょうど外にいた私に向かって「玄関に捧げ物を置いておきました。」そう言って、立ち去って行きました。何を置いたのか心配になった私は玄関に行ってみました。すると、そこには黒い大きな袋が置いてあったのです。剣道の防具を入れる袋でした。
おそるおそる中をのぞいて見ると、袋の中には食パンとジャム、そしてリンゴが入っていました。最初は言葉を失いましたが、次第に一つの良い考えが私の中で起こりました。ちょうどクリスチャンのお母様を失った方から、キュウイフルーツをもらってもいたのです。そこで先ずリンゴとキュウイを切って食べてみました。次はホイップを買って来て、パンにフルーツとホッイプをはさんでフルーツサンドを作りました。キュウイのみずみずしさ、リンゴのシャキシャキ感、食パンの柔らかさ、そしてホッイプの甘さが絶妙に絡み合いました。ケーキの味がしました。それを教会の人々と食べました。食べた人々の顔が輝きました。まるで神様からいただいたものの中に、神様からの喜び、神様への感謝が込められていたかのようでした。
これこそ神様が私たちに与えられたクリスマスの中身です。神様は私たちのすべてを、主イエスによってご自分の救いに与らせることを決意し、ご自分を感謝することの中へと導いてくださいました。ですから、この知らせを聞いた私もあなたも神様の救いを受けとることができます。そして神様を感謝する人生を生きることができるのです。どうぞ、神様の救いを受けとってください。
三鷹バプテスト教会
牧師 秋山献一
*キャンドルサービスで行ったメッセージ「防具袋に入っていたクリスマスケーキ」を読み物にしました。会堂で直に聞く臨場感はありませんが、何度も読むことができる文章を通して神様の救いを思い巡らすことができるでしょう。新しい年、神様の救いが皆さんの中で始まることを祈っています。