心からの願い
天の神様の願いと、私たちの心からの願いは同じでした。けれども罪がすべてをダメにしてしまいました。今や、私たちは自分たちの心からの願いを失ってしまいました。それで、それぞれに良い願いだと思っているもので、お互いを不幸にしています。
小説家のヘルマン・ヘッセが描いた主人公アウグスツスは、母親の願いが実現した息子でした。その願いとは、誰もが息子を愛さずにはいられないというものでした。しかしこの母親の願いが、かえって彼を愛せない人にしてしまい、息子を不幸にしてしまったのです。
自分を本当に愛してくれた母親の願いでさえそうなら、自分自身の願いはどうでしょう。お金持ちになりたい、勉強ができるようになりたい、他人の役にたちたい、これらはすべて自分だけの願いであって、私たちを造られた神様とその神様の前に立つすべての人の心からの願いではありません。
だから私たちは、神様の中に自分たちの心からの願いがあることを知り、それを見つけることで、それを再び受け取ることができます。神様がそれを私たちに可能にしてくれています。なぜなら神様の願いと、私たちの心からの願いは同じだったからです。
神様を離れたところに、私たちの心からの願いはありません。
~今月のみ言葉~
人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する。
(箴言19・21)