2月のニューズレター
「励ます言葉を語る」
苦しんでいる人に励ましの言葉を伝えたい、そんなことをよく考えるのは、私がキリスト教会の牧師だからだろうか。それとも、そのような性格で生まれてきたからだろうか。
それは分からないが、一つだけ言えることは、私自身が苦しんでいたとき、多くの人の言葉に励まされてきた経験があるからかもしれない。それは知人の言葉であったときもあれば、初対面の人の言葉でもあったときもあったし、遠くにいる人から届いた手紙であったこともあれば、近くにいる人から背中をさすってもらったことであった。
そして、これら一つ一つの言葉が今の私を造ってくれた。このことに深く感謝するのみである。だから、私も苦しんでいる人に励ましの言葉を伝えたいと思うし、そのことが私にもできると信じている。しかし、その前にしなければいけないことがある。それは悪い言葉を口にしないことである。聖書にも「泉の同じ穴から、甘い水と苦い水がわき出るでしょうか」と言われているのだから。
ただし、言うは難し行うも難し。今日も悪い言葉を子どもに言ってしまったことを反省しながら、この原稿を書いている。そんな中、かつて私を励ましてくれた先人の言葉に新たに出会った。次の詩である。
「主イエスさま 今日もお恵みください
ごうまんな一言より 謙虚な一言を/悲しみの一言より 喜びの一言を
傷つく一言より いやしの一言を/痛みの一言より 慰めの一言を
さばく一言より ゆるしの一言を/絶望の一言より 希望の一言を
氷山の一言より 聖書の一言を」
(河野進『ぞうきん』より)
神よ、どうか私の口を清め、励ます言葉を語らせたまえ!
「悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい」
新約聖書